一般的にはLGBTQ+と表現されることが多いですが、詳細は、LGBTQIAPKと言います。LGBTQIAPKは、性的指向や性自認、性的特性の多様性を表現するための略語として広く認識されており、多様な性的指向や性自認を持つ人々の存在を認識し、尊重するためのものとなっています。
まだまだ日本では認知度が高くなく情報も少ないですが、LGBTQの先端を走っているアメリカ、ヨーロッパを中心とした海外では改めて認識をされ始めている概念になります。
各項目の詳細を並べると
となります。
その中でもこの記事ではキンキー (Kinky)について説明をします。
キンキー (Kinky) は、伝統的な性的行為や欲望から逸脱した、または一般的には非伝統的と見なされる性的嗜好や行為を指します。
キンキー (Kinky)は、BDSM(ボンデージ、ディシプリン、サディズム、マゾヒズム)やフェティッシュ、ロールプレイ、など多様な性的嗜好を含む広範なカテゴリを指します。いわゆる特殊性癖を持っている人々のことで、SMと呼ばれる行為もこの中に含まれます。
BDSMとは「ボンデージ、ディシプリン、サディズム、マゾヒズム」の略です。
ボンデージは、縛りや拘束を楽しむ行為を指します。日本における緊縛などもこれに含まれ、日本だけにとどまらず、海外、世界各国に緊縛を習い行っている人々が存在します。アメリカやヨーロッパなどでは大きなBDSMのフェスティバルなども開催され、緊縛の発祥と言われている日本からも多くの人が招待され参加をしております。
ディシプリンは、ルールや命令を設定し、それを破った場合の罰を楽しむ行為を指します。
サディズムは、他者に痛みを与えることから快感を得ることを指し、マゾヒズムは、痛みを受けることから快感を得ることを指します。
BDSMに隣り合った概念でフェティッシュ(フェティシズム)もあります。フェティッシュは、特定の物体や状況に対する強い性的な魅力を指します。例えばサテンやラバー、気ぐるみなど、様々なものや素材に対する性的な魅力を感じる人になります。
キンキー (Kinky)な行為や嗜好自体は、あまり良く見られないことも日本ではまだまだ多いのですが、キンキー (Kinky)のコミュニティの人々は、「安全、健全、合意」をモットーとしており、すべての行為が参加者の安全と合意の上で行われることを重視し行っております。当然、法律に違反をするような行為であったり、人に迷惑をかけるような行為は行うことはありません。
キンキー (Kinky)な嗜好や行為を好む人は世界中にたくさん存在いたします。具体的な数字は難しいですが、多くの研究が示すところによれば、成人の一部は生涯のある時点でキンキーな行為を試みることがあります。特に、BDSMに関連する行為は、一般的なカップルの間でも試されることが多いとされています。
ただし、特に日本においては、まだまだカミングアウトがし辛いのが現状です。そのため多くのキンキー (Kinky)の人々はカミングアウトができず隠れて過ごしているのが現実になります。
海外の事例を見てみると、アメリカでは、キンキー (Kinky)な行為やコミュニティは、特に大都市圏での受容が進んでいます。多くの都市には、キンキー (Kinky)な行為やBDSMを楽しむためのクラブやイベントが存在します。また、性的教育の一環として、安全なプレイや同意に関する情報が提供されることも増えてきました。しかし、もちろん一部の保守的な地域やコミュニティでは、まだ受け入れられていないところも存在します。
ヨーロッパの多くの国々、特に北欧や西欧の国々でも、キンキー (Kinky)な行為やコミュニティは比較的受け入れられています。ヨーロッパの多くの国々では、性的多様性や自由を尊重する文化が根付いており、キンキー (Kinky)な行為もその一部として受け入れられています。特に日本を発祥とした緊縛などは多く広まっており、路上でのロープアートパフォーマンスなども受け入れられるようになってきました。
今後は日本でも少しずつ浸透がされていくことが想定されます。